
Evolable Asiaの経営理念は「アジアを代表する開発・運用チームをつくる」です。
つまり、最優先事項は一片の迷いもなく「アジアを代表する開発・運用チームをつくる」ことです。で、そのためにやらなければいけないことはたくさんあるのですが、対クライアントへのスタンスについて改めてはっきりと書いておきたいと思いました。
【ホーチミン KICK OFFの様子】
なぜ、今にという話で言うと、我々のクライアントであるYahoo Japan様がラボの移籍プランを使って、現地法人を作られるということがニュースで流れ色々な方からご質問、お問合せを頂いたたので、この機会にお伝えしようと思いました。 対クライアント様への我々のスタンスはとにかく「ベトナムでの開発に成功して頂く」ことです。
それがエボラブルアジアのラボでなのか、現地法人なのか、はたまた他社での開発なのかは二の次、三の次です。ベトナムでの開発に成功して頂く事例を一つでも多く作ることが「アジアを代表する開発・運用チームを作る」ことにつながっていると思っています。 ですので我々は可能な限りフェアにそれぞれのメリット、デメリットを伝えるようにしていますし、顧客の状況の変化に応じてその時に最適な提案をするようにしています。
つまり、現地法人化をすることが最適な状況であると判断すれば、躊躇なくそれを提案するもしくは相談に対して肯定するということです。 もちろん、100%という状況が訪れることは他のビジネスと同様ないので、60-70%程度その選択肢が正しいのではないかということをお伝えします。 それと合わせて30-40%のリスクやデメリット、つまりは否定的要素についても説明とそれを可能な限り減少させる提案を行います。
Yahoo Japan様のベトナム、オフショア開発での成功
Yahoo Japan様の例を挙げさせて頂くのであれば、チーム立ち上げについては間違いなく我々のラボを利用して頂くことがベトナムでのオフショア開発の成功に最も近いと感じておりましたし、結果論的に今から振り返ったとしてもその意見は全く変わっていません。ハード面、ソフト面を包括した開発のクオリティの担保、コスト、法務や会計などあらゆる面から考えて90%以上ラボ型の開発が最適解である自信がありました。 そして、弊社のラボとして最大の規模にまで当社のみならず、Yahoo様のご尽力があり成長することが出来ました。
現地法人化のご相談を頂いたその時でも、ある一点をのぞけばラボ型開発の方が成功確率は高いと感じていました。それほどまでにラボとしての成功が確立されていました。 ではそのある一点というのは、何だったのか?それはすでに記事文中にも出ている「協力会社である以上、ヤフーとしては開発環境のすべて公開できるわけでなく、委託できる業務の範囲も限られてしまう。テスト1つとっても、ヤフー側と協力会社側のそれぞれに環境を用意して、それぞれ確認を行うなんていう手間がかかる」の一点につきます。
つまり、我々の努力でもYahoo Japan様の努力でも超えることの出来ない制約条件が存在し、それが今後の更なるYahoo Japan様の開発拡大にとって大きな制約条件になるということがあったからです。
そして、ベトナムでの開発の成功による拡大がそれ以外のリスクを低減させて、その制約条件の相対的なマイナス影響を大きくしたことを指しています。 なぜなら、その制約条件は突然出来たものではなく、ラボスタート時から存在したものであり、スタート時はそれ以外の要素(簡単な例で言えば、当初から現地法人を設立した場合、スキルレベルの高い人材の確保が進まないなどでベトナムでの開発自体がそもそも全く成果が上がらないリスクや安定したネットワーク環境やセキュリティ環境の確保など)のほうがよほど大きな要因だったからです。
そういった背景をご相談頂いていたこともあり、Yahoo Japan様から現地法人の設立をご相談頂いた時は、現地法人が成功していくように最大限ご協力させて頂くということで話を進めて参りました。 また、現地法人設立後もEvolable Asia内ラボで開発する方が合理的なものに関しては継続してご協力させて頂きながら(具体的にはハノイのラボは継続する)、現地法人での開発成功に尽力させて頂くことになります。
【ハノイ KICK OFFの様子】
Evolable Asiaの対クライアント様の最優先事項は「お客様の成功」です。
Evolable Asiaの対クライアント様の最優先事項は「お客様の成功」です。 そのために弊社収益に関わるあらゆる前提条件にとらわれれず(従業員の雇用や権利に関わる前提条件はもちろんあります)、向かい合っています。 それが、ベトナムオフショア開発市場をさらに盛り上げ拡大させ我々の事業にもひいては返ってくると信じています。 最後に、先日の「エキサイトアジア」というNHK BS-1の番組の最後のシーンに使われていた私のインタビューが端的に自分が言いたいことが詰まっているなと自分で見ながらそう感じたので、そのまま記載したいと思います。
「もし僕らとやってその会社さんが失敗されたら、他の会社さんで再挑戦するというハードルもめちゃくちゃ高くなっちゃうんですよね。だから絶対にオフショアを選んでもらう時でいうと、そのお客さんにやっぱり失敗してもらいたくないし、必ず成功させなければならないというのが気持ちとして強いですね。」