はじめまして、インターン生の菅生と長浜です。
今回は、ベトナムの優秀な人材が日本のIT分野で働く意思を持って、熱心に日本語とIT用語を学んでいるということを皆さんに知って頂くため、JLIC(エボラブルアジア日本語ITカレッジ) に通う4名の生徒にインタビューを行いました。
お話を伺ったのは、一期生のHa Quang Vuさん、2期生のDinh Nhat Truongさん、Chieu Luuさん、Le Thi Deさんです。
皆さんは優秀なITエンジニアで、日本で就職する事を目指してJLITで日々日本語とIT用語を勉強中です。
このインタビューを通じて、少しでもご興味を持っていただければ幸いです。
JLICは、エンジニアに対する日本語教育やJLPT(日本語能力試験)対策授業などを行っています。
日本語を学んで下さっているということで、日本語を使って質疑応答を行いました。皆さん勉強途中ながらも、熱心に話してくださいました。
(なお、インタビュー内容の日本語には修正を加えています。)
「まず、皆さん日本に行って働くために日本語を勉強していると聞いています。どうして日本へ行きたいんでしょうか。」
Deさん・・・日本はIT業界で最先端を行く国ですので、ハイレベルなITを勉強しながら、働くことが目標です。そのためには、日本人とスムーズにコミュニケーションを取らなくてはならないので、もっと日本語を上手に話すために頑張っています。
Luuさん・・・日本には世界に通用する大企業が多くありますよね。私はそのように大規模な展開をしている企業で働き、高い技術を持つ多くのスタッフと一緒に働くことで、自分のスキルアップを目指したいと考えています。
Truongさん・・・私も日本で日本人と共に働いて、スキルアップをすることが目標です。前の会社はベトナムにある日系の会社でした。そこで日本の技術のハイレベルさを感じて、実際に日本に行って学びたいと思ったんです。高度な技術が必要とされる環境に身をおいて、早く技術を高めるために日本に行って学びながら働きたいと思っています。
Vuさん・・・私も皆さんと同じように、ハイレベルな技術を持つ日本の企業で、より高い技術を学びながら働くために日本に行きたいと思っています。
「今、JLICに通っていますが、実際に日本語の勉強をどのように行っていますか。」
Deさん・・・どんどん新しい言葉を知りたいと思っているので、新しい言葉を聞いたらすぐに書き留めています。そしてその言葉を、すぐに調べて勉強しています。特に、たくさん書くことを頑張っています。
Luuさん・・・学んだ言葉をどんどん書いてますし、話しています。日本語のイントネーションは難しいです。JLICでは話す機会が多いので、頑張って取り組んでいます。
Truongさん・・・僕は書くことが一番難しいと思っていて、特に漢字が難しいです。毎日2〜3時間くらい漢字を書いて勉強しています。なかなか難しいですが、毎日続けて頑張っています。
Vuさん・・・私はJLICで会話を頑張っていて、家ではITの言葉を中心に勉強を頑張っています。ITと漢字、文法の勉強に取り組んでいます。
「実際に日本に行ったら、一番頑張りたいことは何ですか。」
Truongさん・・一番の目標は自分のスキルアップなので、興味をもったことには何でもチャレンジしたいですね。特に仕事ではどんどんチャレンジしたいです。あと、はっきりとはわかりませんが日本とベトナムの働き方は違うと思いますし、日本語も難しいので、なかなか慣れないと思います。なので、日本語をもっと勉強したり生活について調べて、慣れることが大切だと思っています。あと、怖がらずにどんどん日本人に話しかけて、日本人の友達を作りたいです。話をすることで日本語も上手くなると思いますし、色々なことを学べると期待しています。
Deさん・・・技術を高めるために、勉強するのはもちろんですが、日本語の勉強をもっとしたいです。特に、日本人とスムーズにコミュニケーションをとるために、日本語での会話を頑張りたいと思っています。今も実際にやっているんですが、会話を録音して、後で繰り返し聞いて自分で発音して、勉強したいと思っています。日本人との色々な会話を通じて仕事にも通じる知識を身につけたいと思っています。
Luuさん・・仕事でもプライベートでも、日本語を話すことを頑張りたいです。職場の方と色んな会話をすれば、もっと相手の技術や知識を学べると思います。あと、日本には友達がいないので、新しい友達を作って色々な話をしたいとも思っています。
Vuさん・・僕は日本での仕事が携帯アプリのプログラミングの予定で、おそらく相当忙しいと思うので頑張りたいです。大変かもしれませんが、より多くを学べるチャンスだと思うので頑張りたいですし、自分が成長でき、会社の力になれる機会だと期待しています。
「日本で一人で生活することにおいて、不安はありませんか。また、周りのサポートはどうですか。」
Deさん・・辛い時は、スカイプで家族と電話して相談すると思います。一番の相談相手は家族だと思います。日本に行くことを、家族はとても賛成してくれているので、安心して日本で頑張れると思います。
Luuさん・・僕の家族は地震の心配を少し心配しているみたいです。でも日本の印象はとてもいいようで、好意的に応援してくれています。
Truongさん・・僕は、ベトナムでも一人暮らしをしていて、慣れているので、日本の生活も心配していません。ただ、日本には友達や頼れる人がいないので、新しい人脈をつくるために努力したいと思います。
Vuさん・・もちろん、家族はとても僕の応援をしてくれています。家族は一番大切な存在なので、寂しくなることもあると思いますが、そんな時は電話で連絡を取りたいと思います。日本で大変なことや辛いことがあっても、家族の支えで頑張れると思います。
「最後に、将来の夢を聞かせてください。」
Deさん・・・あと5年ほどでBSEになることが目標です。日本ではITのスキルアップと共に、日本語の勉強をもっとして、日本でもベトナムでも通用するBSEに成長したいです。
Luuさん・・・僕も、日本語をもっと勉強して、日本でもベトナムでも通用するBSEになりたいです。もっとITの知識を学ぶために、毎日1時間くらいITの勉強を、PCを使用して頑張っています。日本語の上達と、ITのスキルアップの両方ができるよう、頑張っています。
Truongさん・・・僕の目標はプロジェクトマネージャーになることです。まずは、BSEになってスキルがついたらプロジェクトマネージャーを目指して頑張りたいと思っています。JLICでは日本語の勉強をして、授業が終わったらネットを使って、毎日家でITの勉強しをしています。
Vuさん・・・みんなと同じように、ITのスキルアップと日本語の勉強が目標です。現在も家でコーディングなど、日本でも行う予定のモバイルアプリケーションの開発の仕事をしながら、日々スキルアップするために頑張っています。
日本での仕事に向けて熱心に勉強している様子を伺うことができました。
常に向上心を持つ皆さんから、私たちも努力する姿勢を学ぶことができました。
彼らのように、常に上を目指す気持ちを持たなければと感じましたし、将来、彼らのような熱心な方々と仕事がしたいと思いました。
皆さんには、ぜひ、夢を叶えて欲しいと思います。
ベトナムには4人のようにITの技術を持ちながら日本語でコミュニケーションが出来る人材が数多くいます。
今回私たちが実際に話して感じたように、皆、大きな向上心をもっています。
ご興味がある方は是非下記までお問い合わせ下さい!
JLICの皆様、お時間を頂きありがとうございました。