皆さんこんにちは。
EVOLABLE ASIA日本語教室からです。
去る6月20日(土)、第2回日本語IT能力試験(以下、JLIT)を実施しました。
昨年第1回を実施し、今回の2回目を無事終えることが出来たということで、改めてJLITについてご説明させていただきます。
JLITとは
JLITは日本語を母語としない人のIT能力および日本語能力を測定し認定する試験として、Evolable AsiaとVietnam Worksが協力し実施するものです。
特に、専門知識をもつIT従事者がどのようにして実際の現場で日本語を使い仕事をしていくか、という点に重点をおいています。
将来この試験が世界各国で行われるようになり、日本語を使いIT業務に従事する人たちの指針となることを目指しています。
JLIT実施の背景
現在、ベトナムで急成長しているIT事業とそれに関わる日本企業の間には言葉という大きな壁があります。
日本語は話せるがITについてはわからない。ITについてはわかるが日本語が話せない。という問題が具体的にあげられます。
裏を返せば、ITについて理解し、日本語が話せる人材は非常に貴重なものです。その人材の需要はIT事業の成長とともにさらに増加していくことでしょう。
そこで、弊社ではこの課題を解決して行くために、ベトナム国内最大級の求職サイトを運営するVietnam Worksと協力し、日本語ITに特化した試験を実施することにいたしました。
また、JLITは一人でも多くの方に受験して頂きたいという意図から、受験にかかる全ての費用を主催者側で負担し、無償での受験を実現させております。
前回(第1回目)について
2014年10月18日(土)と19日(日)の2日間にわたって行いました。
試験の開催はホーチミンのみでしたが、試験当日は71名の受験者に来て頂き、71名の受験者のうち*JI1に2名、*JI2に10名、*JI3に11名、合計23名の方々が合格されました。
*JI1(IT知識・日本語能力:上級)、JI2(IT知識・日本語能力:中級)、JI3(IT知識:初級、日本語能力:初中級~中級)のレベル設定をしております。
今回(第2回)について
今回はハノイ、ホーチミンの2都市同時開催でした。
前回とは異なり1日だけの開催にも関わらず、JI1に33名、JI2に48名、JI3に44名、合計125名(2都市合わせて)の方々がJLITに挑戦してくださいました。125名の受験者のうち、JI1に7名、JI2に16名、JI3に8名の方が合格されました。
受験者の皆さん本当にありがとうございました。
今回は前回の試験内容をさらに充実させるべく、JI1、JI2には筆記試験に加えて聴解試験を実施いたしました。
また、JI1では筆記試験に合格された方に対して、7月11日にハノイ・ホーチミンの弊社オフィスにて日本語能力を問う面接試験を行いました。
次回は11月、ダナンでも
第3回目の試験は11月を予定しています。
次回はハノイとホーチミンに加え、ダナンでも開催予定ですので、更に多くの方々に受験して頂きたいと思っております。