こんにちは。エボラブルアジア社長のソルです。
今回は、前編・後編に分けて、そもそもオフショア開発のメリットって何?
それをベトナムでやる意味って何?という2つのポイントについて整理してみたいと思います。
そもそもオフショア開発ってどうなの?
ベトナムのオフショア開発について書く前に、「そもそもオフショア開発ってどうなの?」「何がいいの?」という疑問を持つ方もいらっしゃると思いますので、まずそれについて簡単にお伝えしたいと思います。
オフショア開発とは、システム提供先以外の国で開発を行うこと、その中でもとりわけシステム提供先よりも人件費の安い国で行うことを指します。
ちなみに、世界で最も有名かつ、大規模なオフショア開発先としてあげられる国はインドがあります。
アメリカの開発の実に10%以上がインドで行われていると言われています。
さて、そんなオフショア開発ですが、大きく2つのメリットがあります。
1.十分な開発リソースを確保できる。
2.人材コストを大きく削減できる。
実際にオフショア開発に成功した事例では、「日本の何倍もの開発チームを構築することに成功した。」「日本の半分以下のコストで開発をすることが出来た。」という話もあります。
そんなふうにお伝えすると、いいことずくめに聞こえるオフショア開発も、日本ではまだまだ一般的とは言いがたい状況です。
日本国内の開発のうちオフショアで開発されているものはわずか1〜2%と言われています。
やはり、英語を共通言語として利用できるアメリカなどと比べるとコミュニケーション上の障害が高いことなどが妨げになっていると考えられます。
ベトナムのオフショア開発ってどうなの?
日本向けのオフショア開発先として現在最大シェアを占めているのは中国です。実に日本向けオフショア開発の80%弱が中国で行われていると言われています。
中国でのオフショア開発メリットは漢字文化のため、日本語を理解できるエンジニアや通訳者が豊富なことがあげられます。
その一方で、成長する中国市場の中で、日本向け開発を志向するエンジニアは相対的に減少してきています。また、急速なコスト上昇を引き起こしており一月40万円/人を超えるような開発費用となってきています。
また、反日感情の高いという点に代表されるマネジメントの難しさや政治的緊張の高まりによるカントリーリスクなどが問題点としてあげられます。
そういった中で、近年、急速に注目を浴びているのがベトナムオフショア開発です。
現在、日本向けのオフショア開発の約20%がベトナムで行われていると言われています。
ベトナムオフショア開発の特徴として以下の点があげられます。
・豊富なITエンジニア
・アジア屈指の親日国
・高いコストパフォーマンス
その辺りの詳しい話は次回のブログで更新します!