
「どことなく昔の日本に似ている」
不思議な事に、初めてベトナムへ来た日本人が口を揃えてよく言われる言葉です。
という私もなんとなく日本の昔に似ているなあと思ってはいましたが、 具体的に「どこが? 」と言われるとはっきり答えられない。
ベトナムの何が懐かしい気持ちにさせるのか、すんなり日本人がなじめるのはなぜか…
街の様子から見て、色々考察してみたいと思います。
1.活気がある
高度経済成長期に日本にあったであろう、“活気”が今のベトナムにあるのではないかと私は思います。
ベトナムの平均年齢は27~28歳くらい。
まさに働き盛りの若者の国です。
若者だけに活気があるのかと言えばそうではなく、 道ばたで勝手に露店を出しているおばちゃん達も商売根性丸出しで頑張っています。
この露店のおばちゃん、とても愛嬌があってたまにサービスしてくれたりする。。。
こうやって常連さんって付いていくのでしょうね。
2.町並み
ベトナムは現在発展途上。
なので街が日々変化して行くのを肌で感じる事が出来ます。
まさに今、新しいビルの建設ラッシュ。
古い家の隣にガラス張りのオシャレなファッションモールが出来ているのを見るのは何やら不思議な気持ちになります。
でもちょっと路地裏に入るとまた違う景色を見る事が出来ます。
細い路地裏で自転車で遊ぶ子供達、玄関開けっ放しでハンモックに揺られているおじいちゃんや、 ご近所で集まってお茶しているお母さん達。
日本の田舎に来たような…ベトナム人の生活が垣間みれてとても懐かしい気持ちになるんです。
このような路地裏、昔の名残が今も残っているのか東京にも似たような景色を見つける事が出来ます。
3.商売方法
ベトナムのお店は基本的に専門店が多いです。
専門店というのは本当に専門。
例えば金庫だけを売る金庫屋さん、金物だけを扱う金物屋さん。
今の日本には大きなホームセンターがありそこで何でも揃ってしまいますが、 昔は日本もこのような専門店でお買い物をしていたようです。
(こちらはホーチミン経済大学の目の前にある文房具屋さん)
今回お話した事はデータでは見られないベトナムの日常生活から感じた事でした。
きっとあなたもベトナムで懐かしい気分と勢いを感じる事が出来るでしょう。