こんにちは、エボラブルアジアで代表を務めております、薛悠司(ソルユサ)と申します。さっそくですがこのブログ記事を見られたIT関係の方でベトナム、オフショア開発をまだ行っていないという方は、非常にラッキーだと言えます。
経営者の方であれば「やろう」と決意すれば、爆発的な開発力と圧倒的なコストメリットという武器がきっとあなたの会社を成長させるでしょう。
エンジニアの方であれば「やりましょう」と提案すれば、プロジェクト完了後に上司から大いに賞賛されヒーローになり、半年後あなたの残業時間は20%削減されているでしょう。
営業の方であればエボラブルアジアの代理店を「やろう」と決意すれば(成果報酬での兼業も可能です)、年収を倍増させるでしょう。
経理の方であれば費用計上のシンプルさに安堵し、消費税がかからないことに感嘆するでしょう。
人事の方であればエンジニア人材の確保という難問から解放されることでしょう。
そんなおいしい話があるのか!?と思われた方は是非、この記事の最後まで3分ほどおつきあい頂ければ幸いです。
経営者が投資を決める一つの大きなポイントとして、投資対象に先行者優位があるか?と将来性はあるか?というのは大きなポイントだというのは誰もが認めるところだと思います。
その2つのポイントをベトナムでのオフショア開発というのは満たしています。
まず「先行性」という意味においては、そもそも日本のICTマーケットの約1%しかオフショアに出ていないという現実があります。その中でベトナムは約20%つまり日本マーケット全体の0.2%に過ぎません。ちなみに欧米では10%以上が既にオフショアで開発されています。
ベトナムでのオフショア開発というのは手垢のついた手法ではなく、まだまだ新しい先行性ある手法だと言えます。つまりもし競合他社が取り入れていなければ一歩も二歩もリードできることになりますし、競合他社が行っているのであればすぐにでも追随すべきだと言えます。
次に「将来性」ですが、エボラブルアジアでも今まで他国を含めてベトナム以外の国での開発も検討を進めて参りました。実際に多くの国に視察に行きましたし、そればかりか私自身もフィリピン、シンガポールなど他国の法人の役員も務めています。様々な国の視察を通して、日本向けのオフショア開発に関してはベトナムが圧倒的に適していると考えています。
以下ではその理由をご紹介いたします。
・初期投資コストの小ささ
まずはコストに関してですが、ラボ型開発の場合、現地法人設立などと違って、例えば4名1チームから初めても月額のコストは120万円前後と非常に小さな初期投資コストからオフショアを実施することが出来ます。
まさにローリスク(SES1人月程度の費用負担、撤退リスクなし)、ハイリターン(開発チームを日本の半額以下のコストで何倍ものスピードでつくることが出来る)の投資であると言えます。
・圧倒的なコストパフォーマンス
コミュニケーションのロスなどオフショア特有の難しさを勘案しても、平均で日本の80%程度のパフォーマンスは十分期待できます。それでいて、弊社への外注価格で、35万円/人月〜(中途即戦力人材。人件費だけでなく設備、インフラなどの費用も込みになります。)と日本の1/2程度となります。
もちろん、平均賃金が年間10%程度あがる背景はありますが、 OJTによる生産性の向上、プロジェクトの拡大によって新卒人材を登用するなどすれば単純に費用アップにはつながりません。
ちなみに、ベトナムオフショアはここ10年程度で2倍以上に価格はなっていますが、拡大し続けています。
年々深刻化していく国内のIT人材の枯渇化ですが、このオフショア開発が今後氷河期を迎えるであろう優秀な人材獲得に大きなソリューションとなるのはもう明らかです。
ただやはりそれには課題がつきもの。オフショアに関してはよくミスコミュニケーションによるロスが挙げられます。しかし言語の違いはこれはどこの国であっても懸念点のひとつに上がってきます。そしてそれを考慮にいれてもベトナムが日本のオフショア開発環境であると言い切れるのには理由があるんです。
・国家をあげてのIT人材育成
ベトナムには現在約260の大学で情報学科を設立しています。年間約5万人のエンジニアを育成していこうという国家ビジョンがあります。また、すでに国内に30万人のエンジニアが存在すると言われており、2020年までに100万人のエンジニア創出を目標にしています。
また別記事でもご紹介していますが、ベトナム人は勤勉で優秀。実際に国内外の幅広い分野でベトナム人が活躍しています。ここ最近でも国際物理オリンピックや国際数学オリンピックなどでも好成績を残しています。給与待遇の良さなどから早い段階でIT業界でキャリアを積もうと考えるベトナム人も多く、年々技術レベルも上昇しております。
また近年スタートアップのためのコワーキングスペースがよく見られます。現在はホーチミンやハノイを中心にそういった施設が増えており、スタートアップを起ち上げるに必要なファシリティが整えられてきています。ベトナムが国を挙げてIT環境の整備に力を入れているのがわかります。
(参考サイト;http://english.vov.vn/economy/ho-chi-minh-city-supports-startups-354631.vov)
・日本向けの開発にエンジニアを確保しやすい。
ベトナムにとって日本は最大のIT輸出先です。現在ソフトウェア輸出の約60%が日本向けと言われています。
親日性も高く、英語圏でもないベトナムはインドやフィリピンといった英語圏で親米性が強い国と比較すると優秀なエンジニアを日本向け開発に確保しやすいというメリットがあります。
事実としてベトナムはアジアの中でも有数の日本語学習者の多い国です。ベトナムでの外国語学習は英語についで、日本語が2位。さらに大学での教育以外に日本語学校も多く、最近では中学校、高校でも第二言語としての日本語教育が試験的に導入されています。日本への留学者数は世界2位で、非漢字圏では1位。伸び率は世界一高くなっています。※2016年時点
その結果として必然的に、BSE、コミュニケーターなどの日本語人材が東南アジアで最も豊富となっています。
上記のような背景もあり、現在日本向けIT開発シェアは2位で1位の中国を抜く勢い。結論として日本向け開発オフショア国の本命はベトナムであると考えられます。※2017年時点
また中国は現在、自国マーケットの拡大によりオフショア人材の確保が年々困難になっています。しかしベトナムは国内ITマーケットの規模は比較的小さく、国内マーケットとの人材確保競争で悩む可能性は小さいです。つまり、中長期にわたった安定した開発ラインの確保先として抜群の将来性と言えます。
・海外事業の足がかり
グローバル化が進むに連れて、コストセンターのみならず、プロフィットセンターとしての海外展開を考える企業も数多くあると思います。
しかしながら、ノウハウも海外での経験もない企業がプロフィットセンターはおろかコストセンターとしての法人を運営するだけでも容易ではありません。
しかし、エボラブルアジアのラボを活用すれば、すぐにでも海外での開発に着手することが可能です。それを足がかりとして、海外事業展開をする企業も弊社のクライアントにはたくさん存在しています。
例えば、弊社のラボで日本のみならず、グローバル向けの開発に着手しているラボ、ベトナムでプロフィットセンターを立ち上げたラボなど、様々な海外事業のきっかけとなっています。
以上になりますが、いかがでしたでしょうか?
この記事を見たあなたにオススメ出来る行動が一つあります。
それはベトナムに実際に視察にお越し頂くことです。
実は東京、大阪、名古屋から約5時間という近さで現在は羽田便もあります。視察はお忙しければ1泊2日もあれば十分です。
その2日間がもしかすると5年後から見た時のあなたの事業の大きな転換点として語られるかもしれません。
ベトナムでお待ちしています!