ベトナムハノイの無線環境とハノイでの対人環境

海外生活が長く、自分の拠点が無い私からすると、Wifiが何処でも通じる環境というのはとても便利です。どんな店に入ってもWifiがあり都度パスワードさえ入れれば、何処でも通じます。ある程度歩きなれた旧市街であれば、殆どのお店のWifiを登録してあるから、歩きながら何処でもWifiが使える、という状況に近くなります。

その4.ハノイ無線環境

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日本の無線LAN事情との比較

ついこの前も日本に帰国したのですが、日本では日本のクレジットカードも携帯も無い状況で行くと本当に大変な思いをします。
まずは、至る所でうたわれているFreeWifi、LTE、はっきり言って海外居住者からすると全く使えない。街で道に迷ってFreeWifiを使う際にはネットで登録し、ショートメッセージでパスワード送付?但し海外携帯番号は対象外?海外クレジットカードでの申し込み不可?これ何?無理でしょ。

ネットを使いたいからアクセスしてるのに。昔はあった緑の住所看板も撤去され、コンビニにはタウンマップも無くどうしたものかと。とりあえず日本語喋れるから何とかなりましたが、日本語を喋れない人にとってはとても不便です。

それに比べハノイは、点在しているツアーガイドカウンターで地図見せてもらうか、店に入ってパスワードさえ教えてもらえば全て解決できる!
セキュリティも大事だけど、海外に居ると道に迷ったり、自分が何処に居るのか直に分かる環境は絶対に人に優しいと思います。

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その5.ハノイ、日本での対人環境

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ハノイの日本人はどこ?

とにかくハノイの街では日本人を見かけない、、というかハノイはとても広い街、集まる場所が点在しているから、私が日本人が集まる場所に行っていないだけなの?
確かに日本料理屋などに行けば居るのかもしれませんが、ホーチミンなどの商業・観光都市に比べ日本料理店が少なく、現地採用の日本人からすると高価すぎて行く気にもなれません。

ハノイでは貴重な日本人

ハノイの街を昼間歩いてても、タクシーに乗っても、お前は「何処の国から来た?」とまず聞かれます。日本から来たと言うと、人懐っこく「バイクはホンダだよな~」とか「○○が面白いよ」とか「○○見た?」言っているみたい、何言ってるか分からないけどひたすら説明してくれます。

そして歩きつかれ路面店で腹ごしらえ、ドキドキしながら適当に頼む。ここでもいつもの「何処から来た?」の一言です。当然日本人なので日本から来たと言いますが、既に日本に拠点を置いていない私。中国から来た日本人とか、シンガポールから来た日本人と言うのもめんどくさいし。

さて、出てきた物は香草タップリの皆が知っているフォーです。衛生的にどうかとは思いつつも、香草タップリで毒消し効果があると自分に言い聞かせ食べてみると実に美味しい。日本で食べるフォーとは一味違う。香草好きにはたまらない!!

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いざ会計へ、当然何言ってるか分からないからポケットの中の小銭から抜き取ってもらい無事食事終わりです。多めに取るわけでもお釣りを誤魔化すわけでも無く、一つづつ食べた物とメニューを指差し説明しながらキッチリお会計。

ハノイでよく見る外人と言えば欧米系が多く、お店は韓国系が多いです。その中で日本人と言うだけで興味を持ってもらい、優しくしてもらえるのは先人達のお陰。後世へもこの流れを止めたいためにも、今居る日本人として責任ある行動をする必要があると思う今日この頃であります。

 

その6.ハノイ人気質

人それぞれ個性があるから断定決め付けはできませんが、今まで書いてきたように、ハノイには、弱者に優しく、日本人に友好的で真面目な人が多いです。ただ、ここにも落とし穴が。頑固な人と内に秘める人が多い気はします。

日本人気質

海外と日本を行き来している私としては外から見た日本人は、「過去より未来」、「面子よりもルールと実益」を重んじる気がします。そして日本人の性善説に立った「阿吽の呼吸」、自分よりまずは相手の立場になって物事を考える習慣。素直に謝る事ができるのは素晴らしいと思います。
ただ洋書などは全て日本語化され、日本語文化の中で全て簡潔できる環境にあり、知らず知らずの内に外から来た人の事まで考えられない状態になっている気もします。

話はまた脱線しますが、2002年サッカーワールドカップを経てスマートフォンが普及し、景観を損ねる物やスマフォで代替できる物が、どんどん街から無くなって来ています。2020年のオリンピック前までに、外から来た人に対しても優しい環境にして欲しいものです。

日本人気質との違い

ベトナムのみならず主にアジア諸国は、面子を重んじる頑固さが有ると感じます。時としてそれがお互いが理解できなく失敗する要因になる事が有ります。私もビジネスの失敗ケースとして同じような経験をしてきています。

私自身の経験から分かるのは、彼らも自分で間違っている事を言っているのは頭の中では理解している。ただ自分から過ちを認めると自分が愚かな者と判断されるとの思いから、口に出して言えないだけだと思います。真っ向からぶつからず、そっと背中を押してあげれば、十分に理解と協力を得られると思うのです。

「性善説」は基本何処も通用しないと考えた方が良いと思います。大体の国は、陸路で国境を挟み絶えず交渉を繰り返した文化であり、島国として鎖国を平気でできるような国とは違う。お互い駆け引きの中で進めるためには、全面的に相手を信じるのには無理があるのです。

「面子」、「性善説」など、どちらが正しいという議論は無意味であり、全面的に相手の文化だけに合わせるのではなく、お互いが相手の国の文化を理解尊重できるかが成功への鍵となります。その為にはお互いが懐に入る事が必要なのです。

融合可能な日本とハノイ

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ベトナムハノイに来て感じたことは、彼らは「過去より建設的な未来」を見ている所、「和を大切にする」所などは、日本に近い感覚があるということです。
この点は、お互い建設的な意見を出し合えば面子を保ったまま上手く融合できそうだと思っています。

吉迫 寿

中国でのオフショア開発会社、事業会社立ち上げ経験を経て現在ベトナム、ハノイ支社でのラボマネージャとして活躍中!!